疣贅性イボに対して中途半端な対策は逆効果

疣贅性イボに対して中途半端な対策は逆効果

中途半端な対策は逆効果になる

疣贅性イボはイボと名がついているので「イボコロリ」や「スピール軟」などを使って除去してもいいのでしょうか?

 

ダメです。一瞬「治ったかな?」と錯覚してしまうと思いますが、これは逆効果です。さらにイボが大きくなって再生してきてしまうのです。

 

疣贅性イボは中途半端な治療は逆効果

疣贅性イボの生命力はすさまじく、中途半端な治療をしてしまうと逆に悪化してしまいます。そんな悪い例を紹介します。

 

イボコロリは疣贅性イボに対しては相性最悪

イボコロリの治療方法ですが、サリチル酸という成分が作用し、皮膚を少しずつ溶かしていきます。
イボだけではなく、健康な皮膚までも溶かしてしまいます。

 

この作用により傷口が大きくなり、まだ根深く残っている疣贅性イボが再生するときに元は健康だった皮膚までイボにしてしまうのです。

 

ヒトパピローマウイルスは皮膚の奥底に潜んでいるのです。
イボコロリ等は皮膚の浅い場所までにしか作用しないのでこのようなことが起こってしまいます。

 

治ったよ!!という人もいるかもしれませんが、イボの本体が浅い部分にしかなかったケースだったのでしょう。

 

そして、何より私の使い方が悪かったのかもしれませんが、イボコロリはとても痛いです。
3日ほどイボコロリを塗ってして放置して、お風呂に入った時にはがすのですが、皮膚もついてくるので非常に痛みを伴いました。

 

そんな体験までして、結果は悪化するだけと散々な目にあいます。
疣贅性イボに対してはイボコロリなど、皮膚を溶かして治療することはやめましょう。

 

ただし、魚の目やタコなど、ウイルスがいない出来物に対しては効果が期待できます。

 

カッターやハサミで切り取ってはいけない

イボをカッターやハサミで切り取ったり、爪で引っかいたりしていませんか?
これもやめましょう。
前述していますが、疣贅性イボのヒトパピローマウイルスはすさまじい生命力をもっています。
切り取ったところですぐに再生し元通り、更には他の皮膚まで巻き込んで拡大します。

 

病院で外科で診察したときは切り取るという選択肢が生まれます。
ただし、それは基底層よりも深部を根こそぎ取る手術です。

 

個人で麻酔もなしにできる所業ではありません。
よほど痛みに耐えられるか、痛みが好きな方しかできないことでしょう。

 

それほどの覚悟がない方がほとんどだと思いますので、安易に切り取るなどの選択をするのはやめましょう。

 

自力で治すには線香しかない

もし、本当に自力で治す覚悟があるのでしたら線香を当てるしかないと言いきれます。
何より、理にかなっているからです。

 

病院に行って治療するには液体窒素を当てて患部を低温やけど状態にします。
それと考え方は変わりません。

 

低温やけどか通常のやけどか、それだけです。
タバコの火でもやけどを起こせますが、それほどの温度は必要ありません。線香で十分ですし、細いので細かいところも作業できます。

 

どうしても痛みが伴いますし、跡が残りますけど、そのまま放ってほくよりは十万倍ましです。
放っておいても拡大し、中途半端な事をしても拡大するのですから、何とかして治療したいものです。

 

やっぱり病院が一番良い

疣贅性イボの治療には線香を押していますが、やはり一番の選択肢は病院に行くことです。

 

素人目では患部と健康な箇所の見分けが細かくできないし、どこまでやればいいのかわかりませんよね?
ついついやりすぎてしまうと思います。やり過ぎれば当然傷跡もひどくなってしまいます。

 

ですので、時間がある人はさっさと病院に行って焼いてもらった方がいいでしょう。

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