禁煙補助薬『チャンピックス』の効果と副作用
禁煙外来で必ずと言っていいほど処方されるのが禁煙補助薬『チャンピックス』です。
私、S-esuももちろん処方されました。
よく話には聞いていたんですけどね。実際に飲んでみた効果と副作用をレポートしてみます。
チャンピックスの効果
チャンピックスは禁煙補助薬というくらいですからもちろん、禁煙を促す薬ですね。
そのメカニズムを説明します。
タバコを吸うと、脳のニコチン受容体という部分にニコチンが結合して、快感を生じさせるドーパミンを放出します。
これがニコチン依存ですね。タバコをやめられない一番大きな原因です。
チャンピックスの成分(バレニクリン)は、ニコチン受容体に結合することでドーパミンを放出し、ニコチン切れの症状を軽減することが出来るのです。
更に、ニコチンが受容体に結合するのを邪魔して、タバコを吸ってしまった時の満足感を感じにくくすることが出来ます。
タバコをおいしくないと感じさせることで、禁煙の手助けをすることが出来るのですね。
チャンピックスの服用期間
チャンピックスには0.5mgと1mgがあります。最初は薄い0.5mg1錠を服用し、1週間をかけて1日1mgを2回服用するようにします。
後述しますが、チャンピックスには結構な副作用があるので、徐々に体を慣らさないといけません。
・ 服用3日目までは0.5mgを食後に1錠1回服用
・ 服用4日目〜7日目は0.5mgを朝・夕食後に1錠を2回服用
・ 服用8日目以降は1mgを朝・夕食後に1錠を2回服用
という感じになります。薬局でチャンピックスをもらう場合は「スターターキット」というわかりやすくなっている箱で提供されるはずですので、間違えることはないと思います。
具体的な禁煙は服用8日目からスタートとなります。
それまでは本数を減らすにしても、タバコを吸って構いません。
通常は3か月ほど服用し、禁煙成功となります。
ただし、必要であれば延長して服用を続けることも可能です。
(医師の診断が必要になります。)
禁煙の成功確率は50%程
チャンピックスの販売会社のファイザーが公開していますが、チャンピックスを用いての禁煙成功率は大体50%です。
これが高いとみるか、低いとみるかはなんとも言えませんが禁煙のつらさを思えば高いと私は思います。
チャンピックスは副作用がつらい
医薬品は効果がありますが、副作用もあり、チャンピックスは脳に直接作用するゆえ、副作用が大きいと感じました。
添付文章には多くの副作用の記述があります。
特に重要なのは…意識障害でしょうか?
突然意識を失うこともあるようで、車の運転等は控えるようにした方が良いかもしれませんね。
そのほか、異常な夢、不眠症、性欲減退、感情不安定(不安やうつなど)、頭痛、吐き気、耳鳴り等が症状に出たります。
いずれも臨床の際の確率は非常に低いものですが、覚えておいた方が良いですね。
食後に摂取することで副作用が抑えられるので、食事の後、多量の水で飲むことをお勧めします。
体感ですが、私、朝食は食べません。空腹にチャンピックスを服用することになるのですが、吐き気、めまいが非常に強く出ました。
食欲もなくなり、顔色もよくなく、職場の人から心配されたこともあります。
特に前日に飲み会だった時の朝の副作用が非常に強く出ましたので、これから飲むという方はそういったことも覚えておいた方がいいですね。
実際にタバコを止められるのか?
私の場合ですが、今現在チャンピックスを1か月ほど服用している状態なのですが…正直やめられる気がしません(笑)
タバコを吸わなくてもイライラすることはありませんが、習慣というのはなかなか変えられるものではありませんね。
食後、飲み会、風呂上りなど、必ず吸うタイミングだった時にやっぱり吸ってしまうことが多いです。
しかし、本数は確実に減ります。今は一日で10本吸うかどうか位に減らすことが出来ました。一週間前は15本くらいだったのですけどね。
だんだんとタバコを吸う習慣もなくなってきているのがわかります。
本当はもう禁煙しなくてはいけないのですけどね・・・果たして、完全にやめることが出来るのでしょうかね?
チャンピックスは個人輸入で手に入れられる
チャンピックスは個人輸入で手に入れることもできます。
一度失敗してしまい、またすぐにチャレンジしたい場合、手っ取り早くチャンピックスを手に入れたい場合はそれで手に入れてしまってもいいかもしれませんね。
チャンピックススターターパック+チャンピックス(Champix)1mg28錠1箱
これでしたらスターターパックとなっていますので、わかりやすいです。
禁煙に興味があるけどなかなか踏み出せない人が多いと思います。病院に行くというのも面倒ですしね。
これで一歩、踏み出してみてはいかがでしょうか。